梅雨ですね。
この季節、低気圧や寒暖の差など、
不安定な気候から心身が受ける影響は侮れないもの。
心も体も水分をたくさん吸ったみたいに
なんとなく気力が湧かない。
だるい、頭が働かない、集中も途切れがち。
それで焦ったり、イライラしたり。
わたしは毎日を気持ちよく過ごすために
日頃から「アロマ」を愛用しているので、
今回は、
「アロマ」が心と体にどう働きかけるのか?
アロマセラピーって?エッセンシャルオイルって?
使い方は?
そんなことについて書いてみました。
梅雨期の倦怠感は、自律神経のバランスの乱れ?
私たちの体には、
食事や睡眠、心の状態や、周囲の環境からの影響に対して
体内の環境を一定に保とうとするしくみ、「自律神経」が備わっています。
呼吸や心拍、消化や体温調節などの生命活動はすべて、
自律神経によってコントロールされているので、
自律神経のバランスを整えることは、
心身の健康の要とも言えるでしょう。
梅雨時の不安定な気圧や温度変化は
自律神経の働きにとって、なかなかの負担。
気候も気分も安定しない…
そんな時は、
天然の植物の芳香成分である「アロマ」
=エッセンシャルオイル(精油)のパワーを借りて、
積極的に自律神経の乱れを整えていくのも、一つの手なのです。
アロマセラピーは嗅覚を通じて心と体に働きかける
天然の植物の香りを楽しみながら、
心身のバランスを整えるのが、アロマセラピー(芳香療法)。
香りって、
いい!と感じたらそれが何なのかわからなくても、理屈抜きに好いし、
逆に腐臭とか体臭とか、本能的に受け付けないもの、ムリなものもありますよね。
それは香りを感じる嗅覚が
本能や感情に関わる“大脳辺縁系”と呼ばれる脳の一部と直につながっているから。
嗅覚は本能。理屈じゃないんです。
そして、
本能や感情の影響下にあるのが、心身の健康の要、自律神経なのです。
どういうことかというと、
私たちが好き!と感じる香りは、
自律神経の働きにとっても良いものなんです。
嗅覚には、
“その時の自分の心と体に必要な香り”を選ぶ力があるんですね。
そして、アロマセラピーは、
心と体と直に繋がっている嗅覚を利用して、
気分や、自律神経を整えていくセラピーなのです。
エッセンシャルオイルについて
アロマセラピーで使用するエッセンシャルオイル(精油)は、
天然の芳香植物の葉や花、果皮などから、
そこに含まれる微量な香りの成分を特殊な方法で集めたもの。
エッセンシャルオイルのessenceは、「本質」や「真髄」という意味。
エッセンシャルオイルには、化学的な成分以上のもの、
つまり植物の「本質」=魂が宿っていて、
その植物が持つ“波動”の効果も期待できる、
という専門家もいます。
なので、
心と体への働きかけを期待するからには
精油は100%天然のものを選ぶことが肝心。
巷には、人工的に合成された精油も数多く出回っているので、
初めて購入する場合は、
「生活の木」や、「カリス成城」など、
専門家がいてアドバイスをしてくれるお店に行くのが良いでしょう。
ちなみに私は、
“Florihana”というフランスのメーカーのものを使用しています。
エッセッンシャルオイル、どう選んだらいい?
エッセンシャルオイルには本当にたくさんの種類があり、
どれを選んだらいいのか、迷ってしまうこともあるかと思います。
そんな場合、
選択の基準の一つとして、
その精油が植物のどの部位から抽出されているのかについて
大まかなイメージを持っておくと、選びやすくなると思います。
以下に、
お求めやすくて代表的な、”くだものの果皮”、”花”、”葉っぱ”から抽出された精油と、
それぞれのカテゴリーの特徴、
どんな気分の時に使うと効果的なのかについて簡単に記してみました。
果皮から採れた精油 オレンジ、マンダリン、レモン、グレープフルーツなど

→ 果実は、実りであり、次のサイクルへの希望であり、
その丸い形、暖かみのある色からは安心感や、元気で明るいエネルギーが感じられます。
緊張を解いてほっと一息つきたい時、
あるいはリフレッシュしたい時、気持ちを明るく、軽くしたい時にオススメです。
花から採れた精油 ラベンダー、カモミールローマン、ネロリ、ローズなど

→ 花は多彩な色や形によって私たちを惹きつけ、優しい気持ちにしてくれたり、
明るく華やかな気持ちにしてくれたりしますよね。
花の香りには、その姿形同様、様々な個性がありますが、
概して、緊張やストレス、ショックなどを和らげてくれる優しさがあります。
リラックスしたい時や、慰めが欲しい時、落ち着きが欲しい時などに。
葉から採れた精油 ペパーミント、ローズマリー、ユーカリ、ティートリーなど

→ 葉っぱには、太陽の光を吸収して、
活動のためのエネルギーを作り出す働きがありますよね。
気力が低下していて、活力や集中力が欲しい時、
気持ちを引き締めたり、爽やかな気分になりたい時などによいでしょう。
もちろん、
香りの好みは人それぞれですし、その時の気分や体調によって変わるもの。
嗅いでみて、これがいい!と感じたものを選ぶのが大切です。
精油を活用するにあたっては、
アロマポットやディフューザーなどのグッズを使っても良いですが、
シンプルに、ティッシュに2〜3滴垂らして、
身近に置いておくだけでも十分に香りを楽しめます。
好きな香りを楽しむことで、
心も体も上向きにしてくれるのがアロマセラピー。
気分も体調も今ひとつ、という時は、ぜひ一度「アロマ」を体験してみてください!
*精油は芳香成分が高度に濃縮されたものなので、
皮膚に直接垂らすようなことはくれぐれも避けてくださいね。
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